「ECCはホームワークという名目で毎週宿題が出ているけど、英語の上達は宿題だのみなの?」と疑問に思われた保護者の方もいらっしゃるかと思います。
新しいクラスに進級して初めのうちは今までより情報量が多く、ぐっと難易度が増したように感じるお子さんもいらっしゃいます。
先週は新学期の第2回目のレッスンでしたが、PI、PA、JE、JI、JAなどのクラスでは、レッスンの初めに行う『ウィークリーテスト(単語テスト)』で、思うような点数を取ることができなかったお子さんもいました。彼らの共通点は「ホームワークをしなかった、もしくは途中までしかやらなかった」でした。
この、毎週行う『ウィークリーテスト』は、何が出題されるかわからない普通のテストと違い、宿題になっている単語や基本文を覚えてくることで得点できるようになっています。覚えてくる量はレベルによって多寡がありますが年齢に則したボリュームになっています。
単語を覚えてくるという宿題は、実は単語そのものを覚えることというより、単語を覚える練習を積むことだと考えます。子供たちは単語の学習を避けて通ることはできません。どんなに素晴らしい文法の解説書をよんでも、たとえ家庭教師についたとしても、単語は覚えて使うものなのです。覚えていないと先に進めない基本中の基本が単語学習といえると思います。これからも学年が進むにつれてどんどん出てくる新単語や句を覚えていくためには早く覚えるための練習がかかせません。ECCのウィークリーテストで毎週出題される単語はこのテストのために家庭で訓練することで、単語を覚える速度がどんどんつけてもらうためのものなのです。一生に一度しか使わないような単語おぼえてどうなるの?と思わないでください。必須といわれる単語はその単語の語源とつながりがあるかもしれません。覚え方を自分自身で身に着けたとき、中学や高校でどんどん入れていかなくてはならない単語の束に、自信をもって対応できるようになると思います。単語の練習は始めは大変ですがなれていくにしたがって容易になってきます。ですから今学期は是非頑張ってみてください。
毎日英語に触れる時間を作ることが英語学習成功の唯一の道なので、宿題は必要不可欠と考えています。ECCジュニア生徒さんたちの年齢でしたら約2000時間英語に触れると(リスニングとスピーキング)英米人と全く同じ英語力、すなわちネイティブスピーカー並みの英語力を身につけることが可能という研究があります。
毎日6時間、英語のテレビを見たり映画を観たり、英語の歌を聴いたりマンガを読んだり、英語で友達と話したり、英語を話せる相手から話しかけられたり、英語で遊んだり、英語でケンカしたりという生活(つまり日常生活)を続けると約1年でバイリンガルキッズが誕生します。
でも、私の教室でのみ英語に触れる、という形では、残念ながら1年で43時間しか英語に触れないので英語習得までに45年もかかってしまいます。現実的ではないですが、計算上はそうなります。気が遠くなりますよね。
英語は国算理社と違い、どんな人でも『聞き話し読み書く』という事を【毎日】一定の時間していれば確実に身につく教科です。なので英語の宿題は、授業を理解するための補習的なものとは違い、いかに授業のない日に英語に触れる機会を増やせるかを目的にお出ししています。
ECCの宿題は年齢に応じて自分で取り組めるように構成されていますので、お家の方は、声掛けなどで自主的な学習行動をサポートしていただければと思います。
ウィークリーテストは毎回、その他ユニットごとにまとめテストを行いますので、前回より点が取れた時には進歩があった証になります。是非たくさん褒めてあげてください。
今後ともお家の方のご理解ご協力をお願いする場面があるかと思います。宜しくお願い致します。