今月は、新年早々、娘が怪我をしてしまい、火曜日クラスのみなさんにご迷惑をおかけしてしまいました。申し訳ありませんでした。
さて、2013年はどんな年になるでしょうか?みなさんにとって素晴らしい一年になりますようお祈りしています。
私はここ数日、カスタードプリンを作っています。とっても簡単な作り方ながら、加熱時間を試行錯誤した結果、ちょうど良いレシピができました。ちょっとビターなカラメルが入っているので子供向けではないんですが、今度保護者のみなさんにテイストしていただきたいなーっと思っています。
プリンという外来語は、英語のpuddingを聞いたまま発音し、それをカタカナでこれまたそのまま表記したものが、定着したパターンですね。比較的英語の発音に近いといえます。でもこれは珍しい部類に入ります。ほとんどのカタカナ英語(外来語)は日本語の中で重要な位置を占め、日本語としてなくてはならないものになっていますが、英語学習においては厄介な側面を持っています。英単語や英文を覚える時、カタカナに直して覚えたい、英単語の上にカタカナでルビをふりたいと思われたことはありませんか。幼稚園児のクラスは別として、一年生になり、読み書きができるようになると、早い子はもう、この誘惑にかられ、「先生、カタカナでフリガナ書いていい?」と聞いてきます。勉強のできる、真面目なお子さんほど聞いてきます。その向学心には拍手をおくりますが、残念ながら答えは"NO"です。自分では聞いたままの音をカタカナに直したつもりでも、今度はいざそれを読もうとした時、全く違うものになってしまうからです。カタカナではその単語の中の強弱や音の高低がわからないし、何よりも英語にはカタカナでは表せない音が沢山あるからです。readもleadもカタカナでは「リード」となってしまいます。でも実際には全く違う発音です。幼い子供達は違いを聞き取ることができますが、年齢が上がるにつれ同じに聞こえてしまうようです。これはrの音もlの音も日本語にはないためなのですが、聞きなれない音は発音するのが困難です。カタカナで覚えようとするとこの傾向は加速します。日本人には日本人特有の英語つまづきポイントがありますよね。私も日本人なのでよくわかります。これはネイティブの先生には理解できないところなのだそうです。ネイティブにはカタカナの便利さもわかりませんしね。
みなさんも英単語は英単語を見ながら、フォニックスを使って読む練習をしましょう。慣れてくればできます。慣れるためには繰り返しが大事です。ちょっと大変だなと思っても、カタカナを使わないで、英語に親しんでください。